それは私の仕事があまり上手くいってなくて、お金が無いときでした。本当に、缶コーヒー一本買うのに躊躇ったほどお金が無いときでした。妻からのバレンタインのお返しをどうしても渡したくて、妻に苦しい思いをさせてしまったことや、それでも私を支え続けてくれていることに、私は感謝の気持ちを伝えたかったのです。

でもお金は全然ないし、仕方なく花屋で薔薇の花を一本だけ買ってラッピングしてもらいました。花屋の店員さんは不思議な顔していましたし、凄く恥ずかしかったけれど、その花を帰宅した私を出迎えてくれた妻に、玄関で差し出したら妻は泣いて喜んでくれました。本当に、私は妻と結婚で来て幸せだと、心から実感しました。たった一本の花でここまで喜んでくれるのかと、私も嬉しさのあまり泣いてしまいそうでした。

普段苦労ばかりかけていることを申し訳なく思いながら何もしてやれなかった私にここまでついてきてくれてありがとう、そして、これからもよろしくと、本人にはまだ言えてませんが、いつの日か伝えることができたらいいなと思っています。

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